🦷6歳臼歯🦷が出てこない・・最近こんなお子さま増えてます。
こんにちは。東武東上線大山駅より徒歩1分の場所にあります、遊座大山デンタルオフィスです。2024年も気づけば師走の月ですが、今年のうちにできることを済ませてスッキリ✨来年をお迎えしたいですね!さて、2024年最後のテーマは、お子さまの歯の生え替わりに関するお話しです。
※ 片側の6歳臼歯はすでに生えているけど、もう反対側がなかなか生えてこない ※
歯科検診に来てくださるお子さまで親御さんが気づいている・気づいていないに関わらず、レントゲンを診ると、『問題なく永久歯が生えてくることが難しそうだな』というお子さまが非常に多くなっています。レントゲンでチェックしているのは先天性欠損(もともと、永久歯が存在しないこと)がないか・過剰歯(本来の歯の本数より過剰に存在する歯のこと)がないかはもちろん、『永久歯の歯の位置が適切か、本来の成長に従って乳歯との交換が可能そうか』を診ています。その永久歯のスタンバイ位置に異変が起きているお子さまが非常に多い、ということです。
この画像を見ると、手前の乳歯に引っかかって6歳臼歯が出てこられない状態を知ることができます。
さらにこのままの状態でいると手前の乳歯の根っこは吸収され早く脱落してしまい、後に生えてくる5番目の永久歯の萌出障害が予想されます。
※ 定期検診で早期発見することで治療の複雑化を防ぐことができます ※
ある程度年齢が進んでからの発見は、本来まだ使うはずの歯がいなくなることで、歯ならびの悪化をさらに複雑化したり、将来外科的処置が必要になるかもしれない等、お子さまの負担が高まる可能性があります。現在の子ども達に共通していることは、『歯が並びきれるだけの大きさにアゴが育っていない』ことにあります。アゴが横方向にも前方方向にも成長が弱く、それによって永久歯が生える前からすでに骨の中でギュウギュウ状態なのです。早期発見をするには、歯の状態や永久歯が今どうなっているのか、今後どうなる可能性があるのかを説明してくれるかかりつけの歯医者さんがいること!が重要です。
※ 小児の口腔発達を専門的にサポートするプログラムがあります ※
当院は、『小児口腔機能発達不全症』に取り組んでいる医院です。早いと0歳台で上唇小帯・舌小帯の付着異常や、歯ならび・噛み合わせの異常のサインを見つけることができます。さらに早期にその状態を保護者の方が分かっていると、ご本人・保護者・スタッフがチームとなってその問題に取り組むことができます。歯ならびが悪くなる遺伝子は存在せず、乱れた歯、小さいアゴには必ず原因があります。原因を見つけて、原因を治療(トレーニング)できると、子どもは本来の正常な発育を取り戻し、背が大きくなるように、自然とあごも大きくなっていきます!当院では小児の口腔発達支援士が在籍しておりますので、小さなお子さまを持つ保護者の方、何も問題がないように見えても、今知っておいてほしいお子さまのこれからのことを把握するために、ぜひご来院ください!